漆黒に輝く蟲
おそらく大抵の人はこのタイトルで何の事か分かるだろう。予想通り、泣く子も黙るゴキブリである。
引っ越し間もない筆者の部屋で、なぜか最近立て続けに立派な成虫が現れて、戦闘を余儀なくされたのでちょっとこいつらについて考えてみる。
大抵の人はゴキブリを嫌っている。まあ、当然といえば当然。しかし、中にはこんなサイトもあるので世の中広い。ゴキブリは当然のように害虫扱いされており、恐らく衛生害虫に入るのであろう。衛星害虫とは、蚊や蝿・蜂などが含まれるようだが、ゴキブリの場合これらとはちょっと趣が違って、精神衛生害虫と言う気がする。ゴキブリが実際にいなくても、部屋を自分のいない間に歩き回っているんじゃないかと考えるだけで、身の毛がよだつという人がいることからも、ゴキブリが家に存在することで受ける精神的ダメージは人によっては計り知れない。こういう人は実際戦闘をしなければならない状態に陥ったときどうするのか非常に興味深い。
そんなわけで、次にゴキブリに遭遇した時の対応について筆者の経験も交えながら考察をしてみる。

■ ゴキブリとの戦闘パターン
1.石化
とりあえず最悪な状態。ゴキブリと対峙した事により思考停止、筋肉硬直が発生し、そのまましばらく硬直する。ゴキブリにサンドバックにされる可能性大。
2.とんずら
自分の視覚、記憶を否定し、ゴキブリが存在しなかった事にする。言うまでもないが、再度遭遇する危険性は上昇。戦闘の終結を見込めない悪い対処方の一つ。
3.肉弾攻撃
上記とは反対に物理攻撃を行いゴキブリを殲滅するタイプ。素手で戦う人はごく稀で、利用される代表的な武器はスリッパ、棒状に丸めた新聞紙。ゴキブリがタンスの裏などに逃げ込まれる前に戦闘を終結させなければならない為、ある程度の運動能力、動体視力、瞬発力が必要となる。ちなみに角に追い込み、ゴキブリが逃げ場がないと悟ると、窮鼠猫を咬みを発動させ、あなたの顔面に向かって飛んでくる事があるので注意。ゴキブリ嫌いにとってはこの上なくおぞましい光景だろう。
激闘の末、無事撃破できたとしてもまだ問題が残る。死骸の処理である。筆者の知人で、物理攻撃によって撃破はできてもその死骸の処理ができない、というタイプが何人かいる。この場合、死骸処理班が自宅にもどってくるまでゴキブリの死骸と生活を共にする事になる。
4.C兵器
いわゆる、薬剤での攻撃を行うタイプ。様々な種類の物が開発されているが、ゴキブリはこれらに対してことごとく耐性を獲得していく為、はっきり言っていたちごっこである。耐性を持っていない個体には絶大な威力を発揮する・・・はずである。洗剤も効果的との話があるが、これは薬剤効果で殺すのではなく、表面の油膜が取り除かれて気管内に水がはいりこみ、窒息死させているもとの思われる。
物理攻撃と同様、ゴキブリを追跡して薬剤噴出を行う。物理攻撃の場合、かすりでもすればゴキブリの動きは鈍くなるが、薬剤の場合、初弾である程度ダメージが与えられないと、ものすごい勢いで逃走を開始するのでしっかり狙って発射することが重要。
5.魔封波
カテゴリー名は往年の人気漫画「DB」を参照のこと。筆者はこのタイプである。文明の利器、掃除機で吸い取り、監禁、餓死させる。4を併用し、吸い込んだ後に薬剤も掃除機内に吸い込ませるとより効果的かもしれない。掃除機を逆走してでてくるのではと懸念されるが、今のところ這い出してきた強者ゴキブリはいない。もう一つの問題は、掃除機内で産卵し、子ゴキブリが大量発生してしまう事である。ゴキブリを吸い込んだら、なるべく早いうちに掃除機の中身を捨てる事をお勧めする。
6.影牢
カテゴリー名は某ゲームソフトから。トラップを仕掛けてゴキブリを捕殺するタイプ。他のものと併用可能であるのでできる限り利用したい。代表的な物に、ゴキブリホイホイ、ホウ酸団子などがある。死骸の処理が嫌な場合は、ホウ酸団子系を利用する。筆者も設置を行ってみたが、最近のホイホイは知らぬ間に高性能になったと思う。ゴキブリが入る入り口には「足ふきマット」、粘着部の中心には強力誘因粉末が入った袋をセットするようだ。足ふきマットは、ゴキブリの油分を取り除き、粘着部にくっつきやすくする効果があるらしい。誘因粉末はタマネギ、コンソメなどを合わせたような匂いでかなり強力なようだ。設置後定期的に中をチェックして捕捉されているか確認する予定だ。
7.遠隔攻撃
物理攻撃の中に含まれると思われるが、このカテゴリーだけは別扱いをした。全対策のうち、難易度が最も高い対処方法。プロ野球のピッチャーですら次にどう動くか分からないゴキブリをこの方法で仕留めるのは至難の業であろう。
一般人の場合、大抵は不意にゴキブリにでくわして反射的に遠隔攻撃を行ってしまった、という状態だと思われる。周囲への被害は計り知れないため、お勧めしない。

■ ゴキブリの出現パターン
白昼人がいるときに、正々堂々と勝負に出てくる戦国武将のようなゴキブリは稀なはずである。ほとんどのゴキブリは、メタルギアソリッドの主人公のようにスニーキング行動を基本とする。そのため、遭遇する確率が高いのは、帰宅直後に部屋の明かりをつけた時やいったん明かりをつけたあとしばらく消灯していた部屋などである。筆者はここ6戦中、4戦が後者のタイプであった。
という事は、夜消灯後寝ている間は、ゴキブリ達は我が物顔で家中を闊歩しているに違いない。赤外線カメラなんかを駆使すれば撮影できるのだろうか・・・。まあ、そこまでやるのはテレビ局にでも任せたいが。
屋外でもゴキブリには稀に遭遇する。大抵の人は自身に被害がないので、スルーしているのだろう。立ち止まってまじまじと眺めていたら、よっぽどのゴキブリ好きに思われるはずである。
屋内で立派な成虫と遭遇した場合は、これらの野良ゴキブリがどこからか侵入してきたと考えて良いと思う。逆に、幼虫を見つけたら警戒レベルは一気に跳ね上がる。なぜなら、これは明らかに家屋内で産卵し、それが孵化したものであると考えられ、実際にはこの 50倍以上は子ゴキブリが家屋内に存在するはずだからだ。

■ゴキブリの種類
家屋内に侵入をはかるゴキブリでポピュラーなのはクロゴキブリ、チャバネゴキブリ、ワモンゴキブリあたり。筆者が引っ越してからは全部クロゴキブリ。特徴は全身真っ黒。チャバネは少々小型で全体に茶色。ワモンゴキブリは頭部と脚がかなり薄い茶色。しかし、大抵の場合種類の特定などをする前に戦闘開始か戦闘不能に陥っていそうだが。
そして、九州付近に生息しているサツマゴキブリ。結構大きめだが、成虫になっても翅がないので窮鼠猫咬み攻撃はされないので安心だ。
他にも東南アジアには鎧を着たように堅くてでかい、ゴキブリとは思えないような風体の種類もいる。これは一度是非見てみたい。

■まとめ?
とりあえず、できうる対策はすべて試みるしか道はない。それが気休めであっても少しでも心が軽くなるなら。ゴキブリホイホイ、バルサン、ホウ酸団子、ゴキパオなど、使える武器を総動員して対策するしかない。
しかし、結局はヒトの大先輩であり、核戦争が起こっても生き残ると言われているゴキブリを完全排除することは事実上不可能・・・。ゴキブリ嫌いに安息の日はあまりない。

The END...

-- おまけ --
筆者宅では、8/4 までの約1ヶ月で7匹封印。もう慣れました・・・。
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by strayant | 2005-07-29 18:13 | G戦場のカルマ


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